ドリフトパッケージに関するFAQ
ドリフトパッケージを走行させるうえで、お客様から良くお問い合わせのある質問をまとめました。
●ドリフトラジコン(ドリフトパッケージ)を走行させるには何を揃えればいいですか?
ドリフトパッケージのキットには組み立てるためのシャーシとパーツ、タイヤ・ホイール、クリアボディとグラフィックデカールが入っています。このキットとは別に必要なものは下記の通りです。
1.コントロール装置類
ラジオコントロールカーとして動かすための装置です。構成としてはドライバーが操作する送信機、車載して電波を受信する受信機、モーターを駆動するスピードコントローラー、ハンドルを動かすステアリングサーボ、走行用のモーター、そして送信機用電池と走行用のバッテリー、バッテリーの充電器が必要です。ヨコモからはこれらをまとめてセットにしたドリフトパッケージ用ランニングセット を発売しています。(送信機用電池は別売り)
2.ボディ塗装用の塗料(ポリカーボネイト専用塗料)
3.シャーシを制作するための工具
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●バッテリー1本で何分走行できますか?
バッテリー1パックでの走行時間は、そのバッテリーの電池容量とモーターの消費電力などによって決まります。バッテリーにはたいてい容量の表記(mAh/ミリアンペア)がありますが、その容量が大きいほど長時間走行が可能になります。モーターに関してはターン数(モーター内部に巻いてある銅線の回数)が多いほど消費電流が低く、ターン数が少なければ消費電流が多くなります。ベーシックなランニングセット標準の1400mAhバッテリーとD1Rモーターなら、アスファルト路面で15分から20分くらいは走行が可能だと思います。
●タイヤの摩耗はどれくらい?
ドリフト用のタイヤは樹脂でできていますので、アスファルト路面などで走行すると路面との摩擦で削れてしまいます。タイヤはかなり肉厚なので削りきれるまでにはかなりの時間走行することが出来ますが、実際にはトレッド面がフラットになってしまうとショルダー(タイヤの角)が路面に引っ掛かりやすくなりますので、快適に走行できるのは、路面の種類や条件によっても大きく変わりますが、バッテリー10~20パック程度といったところでしょうか。
●ドリフトパッケージはどんな路面で走行できますか?
基本的にフラットな路面であればどんな場所でも走行可能です。お勧めはアスファルトやコンクリート、毛足の短いカーペットでも楽しめます。さらにPタイルやフローリング、氷上なんていうのもありますが、路面が傷ついてしまったり、シャーシへの浸水などに十分注意が必要です。
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●ドリフト専用サーキットがあるの?
パーキングロットなどでもお楽しみいただけるドリフトパッケージですが、全国各地にはラジコン専用サーキットがたくさんあり、その中でも最近はドリフトラジコン専用のコースも多くなりました。ヨコモのイベントを行う谷田部アリーナ(茨城県つくば市)というRCカー専用サーキットにはオンロードやオフロード、そしてドリフト用などの複数のコースがあり、連日多くのお客様で賑わっています。セッティングやドライビングにも詳しいスタッフが常駐していますので、はじめてサーキット走行を行う方でも安心ですよ。
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●キットが何種類か発売されていますが、どんな違いがあるのですか?
ドリフトパッケージのもっともポピュラーなキットは、D1シリーズとストリートシリーズのボディ付きキットです。通常はこのキットに別売りのコントローラーを搭載し、ドリフトラジコンが完成しますが、すぐにオプションパーツを装着したいという方には、標準でオプションパーツが付属しているボディ無しのキットもご用意しています。これらのオプションパーツ付属キットは、オプション装着後の余分なパーツが出ない分リーズナブルな価格に設定されていますので、最初からある程度高い走行性能が欲しい方には最適といえます。
さらに、シャーシを組み立てるのが面倒、すぐにでもドリフト走行を楽しみたいという方には、ボディとタイヤ/ホイール別売りのコントローラー搭載済み完成シャーシ”ドリフトレーサー”もご用意しています。標準キットとは若干仕様が異なりますが、ドリフトレーサーにプラスして好みのボディ(完成塗装済みもあり)とタイヤ/ホイールを組み合わせ、充電を行うだけで走行開始することが可能です。
●組み立てはどのくらい時間がかかりますか?
プラモデルを組み立てたり、ある程度工具の使用経験がある方なら、シャーシの製作でトータル5~8時間といったところでしょうか。詳しい取扱説明書が付属していますので、組み立て方が分からなくなるようなことは少ないと思いますが、パーツの向きなどを取扱説明書で確認しながら作業を行うと案外時間がかかるものです。全てを一気に終わらせるのは大変ですので、一日1~2時間作業して5日~1週間程度で出来上がると思います。
意外と手間がかかるのはボディの製作で、特にD1シリーズのボディ用デカールを切り取って貼り付けるのに手間がかかりますが、だんだん仕上がっていくボディを見ていると、走行するイメージがわいてきて楽しいですよ。
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●スピードは何Kmぐらい出るの?
ドリフトラジコンは走行中にタイヤがずっと空転(ホイルスピン)している状態ですので、いくらタイヤが速く回っても走行スピードは20~30km程度です。グリップして走るオンロードレーシングカーには100km以上で走行するようなカテゴリーもありますが、ドリフトラジコンはスケール感を重視する意味も含めて、20~30km程度に抑えられているのです。走行スピードが抑えられた分、クラッシュでマシンが破損することも少なく、コントロールもしやすくなっています。しかし10分の1サイズで20~30kmですから、実車のスピードに換算すると200~300kmなんですよね。D1グランプリでも200kmを超えることは稀ですから、ドリフトラジコンもちょっとオーバースピードですかね?