ラジコンカー徹底解説
ラジコンカー用ボディ
現代のラジコンカー用のボディはポリカーボネイトという素材で作られています。この素材は例えばガラスとサンドイッチ状に合わせて防弾ガラスとして使用したり、航空機や新幹線の窓などにも使われているなど、衝撃に対して非常に強く、ラジコンカーのクラッシュにも耐えるのが大きな特徴です。ラジコンカーの場合は外装としてのボディという観点だけでなく、クラッシュの衝撃を吸収する役割としても機能しています。他の素材に比べて軽量に製造できるため、ラジコンカーの運動性能を損なわないという利点もあります。レーシングカーやツーリングカーなどでは走行中に発生するダウンフォースをボディ形状により得ることで車体を路面に押しつけ、タイヤのグリップを高めて走行スピードを上げる要素のひとつになっています。
また、素材の透明性も非常に高いので、内側から塗装することで、多少失敗しても外側はきれいな状態に仕上げることが可能なのもうれしいところです。ドリフトカーなどではボディ制作に力を入れるユーザーも多く、エアロパーツを追加して自作したり、別売りのライトユニットなどを取りつけて、リアルな外装のマシンで走行を楽しんでいます。