ドリフトパッケージ 組立講座 Chapter.14 ボディパーツ取り付け
ウイングにはカーボンデカールを貼り付ける。先にデカールを貼り付けてしまうとウイングマウントを固定するネジ穴が隠れてしまうので、まずはウイングマウントを取り付け、あとからデカールを貼り付けることでそのネジ穴を隠すようにする。
ボディの種類によってウイングマウントには左右があるので、説明書をよく読んでから取り付けよう。写真右側のマウントにはネジを取り付ける部分の突起があるが、この突起がウイング内側になるように配置する。
ウイングの大きさを十分にカバーできるサイズにカーボンデカールを切り取る。ウイング面は曲面になっているので、そのアールの分も考えて前後左右に5mm以上余裕を取りたいところだ。
ウイング本体には成形時の油や汚れが付いていることもあるので、RCパーツ用クリーナーで拭き取っておこう。
ボディのデカール貼りと同じ手順で、裏紙の端を切り取って位置決めを行う。当然デカールの範囲内にウイングが収まるように。
裏紙を少しずつはがしながら、空気が入らないように端から貼っていく。3D曲面のウイングでも、伸びの良いデカールなので多少引っ張りながらなじませることができるだろう。うまくいかないときはドライヤーで温めながら作業すると簡単だ。
カッターでデカールの両端をカット。デカールはできるだけ角まで爪で押さえておき、カッターを新品の刃にして角をなぞるように切る。
ウイングの前後端のふちはデカールをしっかりなじませて、ウイングのアールに合わせてカッターの刃を滑らせるように切り取る。ウイング本体にカッターが切れ込んでしまうと見栄えが悪くなるので、慎重に、そして滑らかにカッターを操作する。
残ったカーボンデカールで翼端板を仕上げ、スポンサーデカールを貼り終えればウイングの完成。
マフラーとナンバープレートの取り付けは、マフラーの高さと取り付け位置をボディ制作の説明書で確認しておこう。
ボディにはウイングを先に取り付けたほうが作業は楽。ウイングの取り付けは2×6mmタッピングビス、マフラーステーの取り付けは2×8mmタッピングビスを使うので間違えないように。
マフラーの飛び出し具合は個人の好みでOKだが、変更するときは一度ボディからマフラー全体を取り外して行う。
ワイパーには取り付け用の突起が両端に出ているので、ランナーから切り離す際に間違ってカットしてしまわないように注意。
シャーシにボディを搭載し、ステアリングを操作したときにホイールアーチと干渉しないか、ダンパーストローク時にボディが路面と干渉しないかをチェック。問題なければドリフトパッケージの完成だ!
ラジドリの経験が無い方には、少々ドライビングが難しく感じられるかもしれないが、慣れてくればこんなカウンター走行も可能だ。早速出来上がったドリフトパッケージを持って出掛けよう!