ドリフトパッケージ組立講座

ドリフトパッケージ 組立講座 Chapter.10 RC装置の搭載

■P23
メカを取り付ける前に、大体のレイアウトがイメージできるように仮に置いてみよう。注意したいのはセンターシャフトやモーター、ステアリングの可動部と配線コードが干渉しないようにすることだ。さらにスピードコントローラーからモーターやバッテリーにつながるコードは、出来るだけ受信機のアンテナから遠くなるようにするのが理想的。配線とアンテナ線が近すぎると、電波の受信状況が悪くなることがある。


メカの搭載は付属の両面テープを使って固定するが、シャーシ組み立て時に油分が付いてしまっているとテープがはがれやすくなるので、貼り付ける前にはメカ搭載スペースをクリーナーなどできれいに脱脂しておくと完璧だ。


スピードコントローラーや受信機は、クラッシュなどの衝撃ではがれてしまわないよう、大きめの両面テープを使って固定する。


余った配線コードは付属のタイラップなどを使ってきれいにまとめておくといいだろう。伸ばしたままにしておくと、走行中にコードが回転部分や路面などと干渉し、断線などのトラブルを引き起こす。ESCのスイッチも操作しやすいところに両面テープで張り付けておこう。


 

同じようにモーターコードもまとめておく。写真のように、シャーシに空いている穴を利用して固定してもOKだ。


アンテナは必要な長さに切ったアンテナパイプに通し、他のものと干渉しないようにしておく。通常のRCサーキットや見通しの良い場所なら、アンテナをボディ内に隠しても30~50m程度は問題無く電波が届くが、条件の悪いところではボディに穴をあけてアンテナパイプを地面と垂直に立て、出来るだけ受信状況を良くしておく必要がある。
AM受信機などでアンテナ線がパイプより長い場合は、アンテナパイプ先端で折り返してアンテナキャップで止め、残りをパイプに巻きつけておけばOKだ。


メカの搭載完了。配線をきれいにまとめておくと見た目にもすっきりするのと共に、トラブルの回避やメンテナンスのやりやすさにもつながる。


アンテナ線に癖がついてアンテナパイプに通しにくい時は、アンテナ線を少ししごいて伸ばし、ユニバーサルシャフトなどに使ったグリスをアンテナ線に少しだけまぶしてからパイプに通してみよう。
他にもアンテナパイプ内にクリーナーを吹き付けてから通すという方法もある。要はアンテナパイプ内の滑りを良くすればいいのだが、あまりオイル類を塗布しすぎると後々汚れてしまうので注意しよう。


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