製品インプレッション

ドリフト用 ブラシレスモーター DX1シリーズ

ドリフト走行に合わせて専用設計した新型ブラシレスモーター”ドリフトパフォーマンス DX1シリーズ”が新登場しました!路面状況や走行スタイルに合わせた2種類の特性と、それぞれ10.5Tと13.5Tのターン数をラインナップしています。

モーターの特性を決める大きな要因の一つが磁力設定です。ローターの磁力に加え、コアとのクリアランスやコア(巻き線)の設定などによって、スムーズに回すかパワフルに回すかを決めるわけですが、今回発売したDX1モーターには高回転型のType-Rと高トルク型のType-Tの2種類があり、状況に合わせて使い分けることでより高いコントロール性を引き出すことが可能です。

通電させない状態のモーターのローター軸(ピニオンを装着する部分)を指でつまんで回してみると、磁力によってごつごつとした感触がありますが、これを”コギング”と呼んでいます。コギングの弱いモーターは回転数が高い傾向に、逆にコギングが強いモーターはトルクが高くなる傾向にあります。走行する際はこのモーター特性を考慮くしてギヤ比などを設定しますが、出力特性やブレーキのフィーリングなど、状況に合わせた特性のものを選択することで操縦フィーリングが大きく変わります。

まずは高回転型のType-Rですが、高い回転域を維持して走行することで、飛距離の必要な状況に適しています。コーナー進入時にもある程度モーターの回転を維持できるので、路面グリップが高い場面でもリヤグリップが高まり過ぎてアンダーステアになることが少なく、走行スピードを維持したまま飛距離のあるドリフトが可能になっています。従来の回転型モーターでは進入スピードが高まる反面、流されやすくなることもありましたが、DX1 Type-Rはコーナーのアウトクリップでもトラクションをかけやすく、スピードを維持したまま高い旋回力を発揮させることが可能になっています。もちろん高回転型ですので長いストレートでも対応しやすく、ハイスピードドリフトも楽々こなします。

高トルク型のType-Tは一般的なレース用モーターよりもさらにハイパワーなコアを使用し、磁力の強いローターと組み合わせてかなりパワフルに仕上げてあります。コギングがかなり強くなっているのでしっかりとブレーキが効き、低グリップ路面で2WDドリフトカーを走行させる場合でも、リヤが安定してオーバーステアを防ぐことが可能です。場合によってはグリップが高めの路面でも安定感を出せるので、カーペット路面などでもドライバーによってはType-Rよりも使いやすいかもしれません。
これまで発売していたモーターよりもターン数が少なく感じられるほどパワーが出ているので、Pタイル路面やカラーコンクリートなどでは13.5Tで十分なほど。幅広いギヤ比にも対応可能です。

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