ラジコンカー徹底解説

走行時間

ラジコンカーの走行時間は、走行用バッテリーの充電容量とモーターの消費電力によって変化します。簡単に言うと、バッテリーの充電容量が多く、モーターの消費電力が少なければ長時間走行が可能になり、逆にバッテリーの容量が少なく、モーターの消費電力が多ければ走行時間は短くなります。

まずはバッテリーの容量に関してですが、これは実車でいうところのガソリンタンクの容量というところでしょう。タンクが大きければたくさんのガソリンを入れることができるように、バッテリーの定格容量が大きければ、たくさんの電力を貯めることが可能で、その分長時間走行が可能です。バッテリーの定格容量はmAh(ミリアンペア)で表記され、ニッカドバッテリーなら1000~2000mAh、ニッケル水素バッテリーなら2000~4000mAh、リチウムポリマーバッテリーなら2000~8000mAhなどといった容量の製品があります。もちろん製品によって電力を取り出す際の出力特性の差はありますが、実際に中に貯めてある電力の性質というものはどのバッテリーも同じで、その容量がmAh表示で示されているわけです。

バッテリー製品一覧

そして電力を消費する側のモーターに関してですが、実車に例えるとエンジンの大きさのようなイメージです。ハイパワーな大排気量のエンジンのように、出力が大きくなると消費電力も大きくなります。消費電力はモーターの出力と共に、モーターにかかる負荷によっても大きく変化します。簡単に言ってしまうと、出力の大きいモーターを高負荷の状態で使うと、走行時間は短くなります。

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ラジコンカー用 モーター一覧


モーターには様々な種類があり、やはり速いモーターほど電力を多く消費すると考えて良いでしょう。そしてモーターにかかる負荷に関してはざっと考えて下記のようなものがあります。

ギヤ比
ラジコンカーはモーターの回転数を適正なタイヤの回転数にするため、ギヤの組み合わせなどで変速を行います。タイヤの回転数を速くしようとすれば負荷が高くなります。

重量
モーターが回転させる物の重量(タイヤや駆動パーツの重量)や、マシン自体の重量が重くなると負荷が高くなります。

駆動抵抗
ラジコンのパーツで回転するもの(アクスルやギヤなど)は、たいていの場合軸受けで支持されていますが、この軸受けの回転抵抗も走行時間にかかわります。もちろん抵抗が大きければモーターへの負荷が高く、軸受けを抵抗の低いベアリング支持にすることで負荷を低めることができます。

路面抵抗
路面とタイヤのグリップ力は、意外なほどにモーターへの負荷となります。グリップ力が高ければモーターの負荷も高くなります。

その他にも空気抵抗や温度などの走行条件も少しかかわりますが、総合するとグリップの高いオンロードカーやタイヤの重いオフロードカーを速いスピードで走行すると走行時間は短く、低速で走行する場合やグリップが低いドリフトカーなどは走行時間が長くなる傾向にあります。

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