組み立て済みシャーシセット”ドリフトレーサー”
ドリフトパッケージ シリーズのキットは基本的にお買い上げ頂いた方が組み立てる”組み立てキット”となっています。最初に揃えるべきものの項目でも解説していますが、キットに入っているパーツをネジ止めなどで組み立てる必要があります。
キットを組み立て式とすることで構造への理解が深まり、クラッシュなどで破損した際にも簡単に修理でき、セッティングなどの楽しみ方も広がりますが、一方で”組み立てする時間が無い”という声もあり、より手軽にドリフトラジコンを楽しんで頂くために、組み立て済みシャーシのドリフトレーサーという製品もラインナップしています。
ドリフトレーサーはシャーシ組み立て済みでコントローラーも搭載済み。走行バッテリー充電用の急速充電器も付属しています。シャーシはドリフトパッケージとほぼ同じパーツを使用し、組み立て済み・コントローラー搭載済みとした製品です。ドリフトレーサーをベースに、別途好みのボディとタイヤ/ホイールを買って装着して頂くことで、より簡単にドリフトラジコンを楽しんで頂くことが可能です。
ドリフトパッケージとのシャーシ構造の違いは組み立て済みであること以外に、下記の部分があります。
1.アッパーアームが固定式
前後サスペンションのアッパーアームは、ドリフトパッケージがターンバックル調整式なのに対して、ドリフトレーサーは樹脂製の固定式となっています。アッパーアームの長さはホイールアライメントのキャンバー角に影響します。この部分を調整式にすることでキャンバー角を変更でき、走行特性も変えることが可能ですが、ドリフトレーサーはドリフト走行に最適な長さに固定されています。
2.簡易型フリクション ショックアブソーバー
走行特性に影響する前後のショックアブソーバーは、フリクション式の簡易タイプになっています。オイルの封入が可能なドリフトパッケージに比べると路面からの衝撃を受けやすく、多少安定感が損なわれることがあります。
3.一部の軸受けがオイルレスメタル
ドリフトパッケージの軸受けは回転効率の高いボールベアリングになっていますが、ドリフトレーサーの前後ハブキャリア内でアクスルを保持しているのはオイルレスメタルです。ベアリングに比べるとわずかではありますが回転効率が下がります。
上記のパーツはいずれも簡易型になっていますが、パーツの寸法などはドリフトパッケージと共通ですので、よりグレードの高いドリフトパッケージ用オプションパーツに換装することも可能です。
ドリフトレーサーを走行させるには、別途ドリフトパッケージ用ボディとタイヤ/ホイール1台分が必要です。ヨコモでは様々なタイプのボディやホイールをご用意していますので、好みの製品を探してみてください。