ドリフト走行に適した路面
様々な場所で楽しめるドリフトラジコンですが、やはりそれなりに走行しやすい路面が存在します。セッティングやタイヤチョイスなどで路面状況に対応することもありますが、基本的には適した路面を選んで走行して頂くことで、最高のパフォーマンスを引き出すことが可能です。自動車の通行する道路や危険な場所で走行することは厳禁で、私有地や公共施設内で走行する場合は必ず所有者や管理者の許可を得る必要があります。
●アスファルト路面
屋外のパーキングロットなどによく見られるアスファルトですが、使われているアスファルトの種類によって走りやすさが変わります。できれば目の細かいアスファルトが最適ですが、最近では水はけの良い粗目のアスファルトも多くなっています。粗目はタイヤが引っ掛かりやすく、ドリフト走行時のスライドが安定しません。場合によっては引っ掛かった衝撃でパーツを破損することもありますので、できるだけ滑らかなアスファルト路面を探して下さい。
●コンクリート路面
一般家庭の駐車スペースなどでよく見かけるのがコンクリート路面です。フラットに仕上げられていることも多く、かなり走らせやすい部類の路面と言えるでしょう。ただし箒目などと呼ばれるざらざらした表面の仕上げだとタイヤが引っ掛かり、安定感が下がってしまいます。さらに屋外のコンクリートは収縮のひび割れなどを抑えるために一定間隔で目地があるので、そこに引っ掛からないような走行ラインで走る必要があるでしょう。
●カーペット路面
カーペットというと家庭のリビングに敷いてあるようなイメージですが、ドリフトラジコンの走行場所としてはさらに毛足の短いパンチカーペットが使われます。一般家庭などでパンチカーペット敷き、しかもドリフトラジコンが走れるような広さのスペースはなかなか無いと思いますが、ラジコン専用のサーキットではこのパンチカーペット路面を採用しているところもあり、走行安定性の高さなどから好まれています。
●Pタイル路面
ドリフトラジコンで最近脚光を浴びているのがPタイル路面です。事務所や商業施設などの床に使われているプラスティックタイルですが、フラットで滑りやすく、ドリフトに適した路面と言えるでしょう。他の路面に比べるとグリップ感がかなり低いので、場合によっては難しく感じられるかもしれませんが、路面状況が非常に安定するので、ドリフトラジコン専用のサーキットでは採用するところが多くなっています。
屋外でも楽しく走行できるのがドリフトパッケージの良さのひとつですが、全国にはラジコン専用サーキットも多く、ドリフトラジコンの楽しさをさらに広げることが可能です。サーキットでは走行するだけでなく、同じ趣味を持つ仲間が集う憩いの場所でもありますので、ぜひお近くのサーキットをお探しいただき、さらに深いドリフトラジコンの世界をお楽しみください。